2011年08月27日

駒.zone短歌募集

『駒.zone vol.3』では皆様から短歌を募集します。
用意された上の句に下の句を付けてください。

お題はこちら。


・捨てられた駒の心が叫んでる

・夢のよう王手飛車が決まったぞ

・穴熊に囲っただけで勝った気分

・とりあえず高価な駒を買ってみた


投稿してくださる方はコメント欄に「作品 作者名」の形で書きこんでください。
ぜひよろしくお願いいたします。
投稿していただいた作品は『駒.zone vol.3』に掲載し、編集者等のコメントが付く予定です。
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2011年08月15日

ギブアップからIまでの距離−1


 広い会場が、ひんやりと静まり返っていた。メインイベントでは比較的高度な攻防が繰り広げられていたが、人々はどこか上の空だった。
 普段ならば医者の待機している部屋に、メカニックがいた。そして普段ならばけが人の運ばれてくるそこには、ボロボロになったロボットが一体。上半身が真っ二つに割れており、機能は完全に停止していた。人間ならば、死んでいる。
「どうします? ブレインは回復可能な状態ですし、修理できないこともないです。ただ、コストに見合うかどうかは……」
「わかっています。ただ……こいつは大事な一番弟子でね」
 悲しげな眼でスクラップを見つめるのは、初老の男性だった。髪は真っ白で深いしわが刻まれているが、シャツからはみ出た腕には盛り上がった筋肉が張り付いていた。
「そうですか。では運ばせておきます。いやしかし……しばらくかかりますよ」
「待ちます」
 ロボット格闘技For Future第一回大会、第一試合。記念すべきお披露目のその場で、事件は起きた。リミッター設定が外れたロボットにより、しっかりと調整されていた方のロボットが破壊された。ロボット格闘技の問題点が、はっきりと示されてしまった瞬間だった。
 破壊されてしまったロボット……Clemencyは、即座に機能を停止させた。ルールにより反則勝ちとはなったが、誰もそのような結果を喜ぶはずもなかった。果たしてどれほどの実力があるのか、どこに問題点が残っているのか、何もわからないままClemencyはスクラップ寸前になった。
「愛着があるんですね」
「……弟子はね……みんな愛していますよ」
 俯きながら微笑んでいる。メカニックも、実は知らない。この男が、かつて一世を風靡したプロレスラーであることを。ザ・シャーマンという怪しげなレスラーで、マスクをかぶったまま総合格闘技にも挑戦したことを。
「ロボットでも?」
「もちろん」
 リングの上では、主催者が挨拶を行っていた。ロボット格闘技はまだ始まったばかり。今後の展開にご期待ください――




 久々の連載は『ギブアップは語らない日』より数年前の話です。ロボット格闘技の黎明期を書いていきたいと思います。

↓こちらもよろしくお願いします。
posted by らくは at 21:31| Comment(0) | ★小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月05日

『駒.zone vol.2』

できました、第二弾!



 将棋短歌のテーマは「棒銀」

 小説は連載「七割未満」に加え、十年ぶりの再会を描いた「ピース オブ ドリーム」

 特集は「恋してた! 将棋カップル」に「恋愛七番勝負の旅」と恋愛尽くし。

 月子さんは「チェ的」にてチェスに挑戦です。

 お時間のある方、ぜひご一読を!


 あと、「駒.zone paper」というものを用意しました。
 駒.zoneのポスターです。

 これを印刷して駒.zoneの宣伝などしていただければ大変うれしく思います。
 将棋を知らない方、普段文芸になじみのない方にも楽しんでいただければと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。

koma0201.pdf
koma0202.pdf

posted by らくは at 19:07| Comment(0) | ★紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする